Wine @ 2021

2021年はひどい暑さに見舞われました。とくに7月の温度が高く、雨も全く降らなかったため、収穫は例年よりも10日も早い時期になりました。

そのため熟度は高めというものの、酸と糖度のバランスが例年とは違うものとなりました。醸造方面でも温度が高かったおかげで苦労をした年です。


2021 蛙鳴千草 Garoma Karomas
(アメイセンソウ ガロマ・カロマス)

Sémillon をベースに、’G’ewürztraminer と ‘K’erner というアロマの強い2つの品種を加えた白ワイン。

葡萄栽培: ソウマファーム(余市町登町)
葡萄品種: ほぼ半分がセミヨンと、残りがゲベルツトラミネル:ケルナー=1:1
アルコール: 12.5%
醸造本数: 約300本
リリース: 2023年3月頃
備考: キンキンに冷やさず、少し高めの温度がオススメ。

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ご近所のソウマファームでとれた3つの品種で仕込んだ白ワイン。収穫は遅めで貴腐は選果せずそのまま。

18時間のスキンコンタクトからバスケットプレスでじっくり搾汁。発酵が終わる前に古樽に移動して1年間熟成。後述の (名前末尾sの無い)Garoma Karoma と違って樽熟成期間中は変化が少なく経過しましたが、瓶詰め後に性格が出てきました。2022年の11月に瓶詰め。亜硫酸は瓶詰前のみ添加。

独特の塩っぽさやユーカリ香とともにオレンジやパイナップルの酸味のある果実とはちみつが感じられます。塩を攻めたオイル系パスタなど良さそうです。

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香りの強い2品種を混ぜたらどうなるか?という実験的なロットにセミヨンで樽の容量に調整した、いわばワイナリーの都合のあるワインです。樽の中では特徴が出ず心配していましたが、最終的にはうまくまとまってくれて、複雑性のある味わいになったかなと思います。

2021 蛙鳴千草 Garoma Karoma
(アメイセンソウ ガロマ・カロマ)

‘G’ewürztraminer と ‘K’erner というアロマの強い2つの品種の白ワイン。

葡萄栽培: ソウマファーム(余市町登町)
葡萄品種: ゲベルツトラミネル + ケルナー(ほぼ 1:1)+ 補酒でセミヨンがほんの少し
アルコール: 12.5%
醸造本数: 約270本
販売先: 2022年度ふるさと納税に出品/ヨイッチーニに提供
備考: 抜栓直後よりも少し(1,2日ほど)置いたほうが性格がでやすいワインです。キンキンに冷やさず、少し高めの温度がオススメ。

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ご近所のソウマファームでとれた2つのアロマ系品種で仕込んだ白ワイン。収穫は遅めで貴腐は選果せずそのまま。

18時間のスキンコンタクトからバスケットプレスでじっくり搾汁。発酵が終わる前に古樽に移動して1年間熟成。樽での熟成期間中にしっかり香りが立ってきました。2022年の11月に瓶詰め。亜硫酸は瓶詰前のみ添加。

カリンや黄桃、口に含むとペトロールとパイナップルの香りが感じられます。酸味のあるソースや蒸し鶏などのライトな料理にいかがでしょうか。

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香りの強い2品種を混ぜたらどうなるか?という実験的なロットです。2022年の夏頃からしっかり香りが乗って来て、かなり良い状態でしたが、気温が下がるにしたがって少し落ち着いてしまったところもあります。少し瓶で置いておくことをおすすめします(2022年12月末記)。

2021 早花咲月ロゼ

ナイアガラベースの微発泡ロゼ。赤い果実感が特徴の軽めの飲み物です。

葡萄品種: ナイアガラにキャンベル・アーリーが20%ほど
アルコール: 9.5% – 微発泡
容量: 750ml
醸造本数: 約4,300本
リリース: 2022年4月第2週ごろ
お取扱い上の注意: よく冷やしてから抜栓してください。

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昨年度にふるさと納税に出した 2020 Noborico Nobori Rose が好評だったため、レギュラーアイテムとして醸造しました。諸般の都合により、今後は早花咲月(サハナサズキ)の方の名前で行くと思います。

ブドウは余市町内で収穫されたものを使用。偶然にも3生産者ともに「お」から始まる名前だったりします。

ナイアガラ・キャンベルともに1週間程度のかもし期間を経てプレス。亜硫酸無添加にて瓶詰め。泡は弱めですので、抜栓後は早めにお飲みください。

2020よりもう少し赤い果実感がほしいなということでキャンベル割合が高め。そのため赤いザクロやアセロラといったフレッシュな果実感がしっかりあります。少しの渋みが味の後半をまとめており、サンドイッチなど軽い食事にも良さそうで

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2021 早花咲月(白)

ナイアガラの微発泡。醸し感のあるスパークリングです。

葡萄品種: ナイアガラ
アルコール: 9.5% – 微発泡
容量: 750ml
醸造本数: 約2,400本
リリース: 2022年4月第2週ごろふるさと納税へ。2022年8月頭に酒販店様へ。
お取扱い上の注意: よく冷やしてから抜栓してください。

ブドウは余市町登の小登 (CoNobori) 地区の Sunny Side Farm、大倉さんの畑より。栽培はボルドー1回と硫黄が1回のみ。地球にやさしい方法で畑に向き合っています。

醸造シーズンの高い気温のせいか醸しの味わいが強めです。渋みがあり、そのおかげか和ミカンっぽさが感じられます。亜硫酸は瓶詰時のみ使用。少しオリがあり、泡の抜けは早いため、抜栓後は早めにお飲みください。

ライトな飲み物です。熟成して良くなるタイプのお酒ではありませんので、お気軽にお楽しみください。


2021 Cam-blanc

ドメーヌユイからアイデアを頂いて作った赤品種から作った白ワイン(Blanc de Noir とか言ったりします)。読みは「キャン」ではなく「カン」ブラン。

葡萄品種: キャンベルアーリー
アルコール: 9.5% – スパークリング
容量: 750ml
醸造本数: 約220本
リリース: 2022年4月第2週ごろふるさと納税へ。
お取扱い上の注意: よく冷やしてから抜栓してください。

ドメーヌユイの2020のキャンベル白が美味しかったので真似して作ってみた、という単純な動機から始まったワインです。

ブドウは余市町登の小登 (CoNobori) 地区の Sunny Side Farm、大倉さんの畑より。栽培はボルドー1回と硫黄が1回のみ。地球にやさしい方法で畑に向き合っています。

キャンベルを醸さず垂直バスケットでじっくりプレス。プレス直後はピンク色の液体でしたが、発酵とともに赤味が抜けていき、最終的には黄色がかった液体になりました。

キャンベル赤仕込のベタッとしたベリー感はなく、黄色い果実感と泡で素直に親しめる味になってくれたかなと思います。

(2022年6月テイスティング:キャンベル感が表れてきました。色は黄色っぽいものの、味としてはキャンベルの赤の風味の主張が強めです。)